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ガバナンスと二宮尊徳

IRに偏り過ぎたので、本業であるガバナンスやコンプライアンスの話をしたい。 ガバナンスやコンプライアンスの本質は、”お天道様は見ている”ということにある。 「ガバナンス」と「コンプライアンス」という言葉は、最近はどこでも使用されているビジネス用語だ。両者はほとんど意味を混同...

分かるということ

TV会議を多数やっていると、「分かりあえない人」が出てくる。その場は流しているが、案外と多いものだ。 これは哲学的にいうとエマニュエル・レヴィナス氏などがいう「他者」ということだろう。「他者」とは、なかなか分かりあえないものだ。私も企業側にいたときは、投資家とはなんと自分勝...

ウソとデマ

最近、個人投資家から問い合わせがある。 何をすれば儲かるか。ん?どの株を買えば儲かるか。エッ! そんなこと、誰も分かるわけがない。 分かるといっている人は詐欺師に近い。むしろ、最初から答えがない質問をしているとしか思えない。そういう中で、ウソやデマが投資の世界でまかり通って...

何を見ているか

最近、近所の桜が概ね散った。「散る桜 残る桜も 散る桜 」(良寛和尚)という。散り際をきれいにしたいのは桜も人間も同じだろう。風に揺らぐ花びらは、まことに優雅。コロナをよそに、季節は確実に春から夏に向かっている。 さて、早速だが、前回の私のブログを読んで、あるIR担当者の方...

一期一会

最近、PCを使ってTV電話でミーティングをよくするようになった。 直に会えない環境であるから、仕方がない。しかし、その準備に使う時間は、訪問することと変わらない。会う相手の過去3~5年間の資料は、すべて読む。5時間かかることもある。畑違いのファーマシーの分野などは、10時間...

後で分かる話だが・・・。

あるところで面白い論文を読んだ。巷でいわれているのかもしれないが、書き留めておく。 それは、BCGワクチンが新型コロナウイルスに対する免疫力を高めているという説だ。それが日本での感染を遅らせたり、重症者や死亡者を比較的ほかの国に比べ、減らしていると云う仮説だ。...

最近の市場を見て

市場を見ると、まだ引き続き神経質な展開だ。底値固めの動きだろうか。 朗報は米国市場が落ち着いてきたことだ。VIX指数も50ポイントを下回ってきた。とりあえず、サーキットブレーカーが頻発するような一時のパニック状態からは抜け出した。...

あと一歩

よくある話である。 最後の決断ができない。躊躇する。失敗したらどうしよう、と考える。 当たり前である。 誰にでもある。未来は誰にも見えないからだ。決断は怖いものである。しかし、多くの場合、やむにやまれず、にであろう。ここが大切である。何が自分を突き動かしているのか?そこに「...

米国の話

アメリカにいる友人から、私のブログを読んでTV電話があった。 米国の事情で大きな不安3つあるという。 一つは「石油価格低下」の問題。これは20ドルを下回る状況となると、シェールガス業者が立ちいかず、どんどん破綻していくという話である。ここをサウジアラムコやロシアは狙っていた...

二番底の話

日本は相当戻ってきた。今日は専門の経済のことを少しお話しする。 景気を見るうえで重要なことは、先を読む日経平均のことであろう。 記録的な暴騰の背景は、まず自律反発の素地が整っていたということだ。そこに期末特有の需給やヘッジファンドの特殊な動きなどが絡んで上昇となった。一時的...

天才型と努力型

天才型とか努力型と、世の中でよく聞かれる。 すぐにパッとできてしまうのが天才型。そして、コツコツ時間をかけて頑張るのが努力型というイメージでよく語られるが、本当だろうか? 努力型というのは、ここは「努力」だと思ってやっている。天才型は楽しいと思ってやっているから、努力とは自...

悲観は気分、楽観は意思から

色々なイベントが、急に中止となっている。 高校野球中止など、これらの意思決定プロセスに疑問を感じる人は多い。「やる」「やらない」の選択をする場合、リスク対比のリターン、あるいはコスト対比のリターンで考えないと答えが出せない。高校野球もそうだろう。中止を選べば、「安全」という...

明日への希望

最近の日本は「イケてない」と言う人がいる。 技術革新や産業革新の新しい波は引き起こせず、それに乗ることすら出来なかった。企業価値レベルは中韓に大敗した。大学も負け、人も作れず、データやAIの基礎要素で全く勝負になっていない。...

学ぶ人、学ばない人

人は人生の中で必ず失敗をする。当然だ。それは、むしろ、それは成功の源である。昔、「失敗」と書いて「せいちょう」と読むという人がいた。 事業経営で商品開発やマーケティングでの失敗も、時には「美談」になる。だが、隠す人もいる。それは「臭いもの」として蓋をして、反省もせず忘却を待...

インテグリティとは?

インテグリティと言うことが最近、頻繁に聞かれるが、この定義は厳格にはない。 ただ、「インテグリティがない人」は明確。ピーター・ドラッカーの著書「現代の経営(The Practice of Management)」の中で、インテグリティがない人間とは、①『何が正しいか』よりも...

ゆっくりと着実に

何でも「形」だけ整えることだけに執着することは、いかがなものか。 「形」と「マインド」が螺旋階段のように上がっていく。そして、徐々にそれぞれが影響しあって向上していく。これが理想的だ。 そのためには時間をかけて、組織の中に「理解」を醸成させることが第一だ。...

IRやガバナンス支援について

IRやガバナンスの支援を行う。両方の専門分野でかなりのベテランが揃う会社。 代表個人は、IRでは証券アナリスト・大手機関投資家の個別対応を約2千社、24か国に渡り、約20年間に亘り行ってきた。また、その後、監査役としてガバナンスも見てきた。...

当社について

コーポレートガバナンスやIRを実務上の観点から支援する導入サイト。 当社代表は、時価総額7兆円強の株式会社で子会社等の経営管理や子会社責任者としてロンドン在住約7年半、米国駐在2年のベテラン経営者。そして、日本本社でグループ上場子会社6社も含めた連結グループのIR活動を14...

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