資本主義復活のための人的資本の活性化に向けて② BY K.YAMADA
移民問題は、人的資本を効果的に管理するというより大きな問題の1つの側面にすぎません。日本の「人的資本市場」は、何十年にもわたって混乱状態にあるといってもいいでしょう。90年代の不動産バブルの崩壊以来、派遣労働者制度はより高価な多くの正社員を現場から追い出しました。2007年...
移民問題は、人的資本を効果的に管理するというより大きな問題の1つの側面にすぎません。日本の「人的資本市場」は、何十年にもわたって混乱状態にあるといってもいいでしょう。90年代の不動産バブルの崩壊以来、派遣労働者制度はより高価な多くの正社員を現場から追い出しました。2007年...
(鶴田)随分と間が開いた。他の仕事が忙しくて、ブログがお留守になった。今日は米国の私の友人であり個人投資家である山田さんから論文のようなメッセージをもらった。日本の人的資本政策にについて、である。全般的に日本の変革に対して好意的である。面白いので、2回にわたってご紹介したい...
株式市場が盛り上がらない。 悲観的な面もあるが、ある意味、健全であるともいえる。供給面の問題でワクチン接種が浸透しないことが足かせになり、新感染者数が急激に増えてるからだ。しかし、考えてみるとこれらは「時間」の問題に他ならない。待てば、ワクチンは6割から7割までは11月初旬...
徹底的に考えることをしなければ、投資は成功しない。いや、とことん考えたら必ず成功するわけでもない。が、それをしなければレースのスタートラインにも立てないのだ。そういうものだ。無論、「勘と度胸」で一時的に成功したように見える人もいるだろうが、それでは継続した成功とはならない。...
経営戦略やIR関連の仕事を始めて44年。5千社を超える色々な投資家に会ってきた。アナリストも300人を超える方々と仕事をしてきた。現在は、企業の30代のIR担当者との話が中心になった。これまでに800社であろうか。年代も自分の娘や息子と話をしている感がある。...
久々にひどいIR担当にあった。自社が地球の中心にいると思っている輩である。 特殊な保険の上場会社で、その分野ではシェアが非常に高い。そして、概ね会社のことは全てにおいてプレゼンや文書にしてあるので、それを読んでもらえば全て分かるというのだ。企画担当でそういう人間はいるものだ...
最近、企業での講演が増えた。それも流行りの「リモート」である。 慣れてはきたが、相手の反応が今一つ分からない。講演で、今、言ったことが参加者の心に響いたのかどうか、わからない。生意気言うな、とプロの講演者から言われそうだ。毎日やっている教授連は、かわいそうだ。大阪大学や京都...
あまり政治向きの話は得意ではない。長く生きていると、知っている政治家はいるにはいるが、まだ語れるほどのドラマはない。 ただ、最近の日本学術会議の話と大阪都構想を放送するマスコミの立ち位置が、放送局によってバラバラなことが面白い。日本のマスコミもようやく成熟してきたかと思う。...
ある会社の説明会を聞いた。 大変いい業績だ。ここ数年二けたの増収増益である。ただ、一つ不思議な知らせがあった。ナンバー2であるCFOが期の途中で辞任するとのこと。お決まりの「次のステップに進めるためにご本人が辞めた」という話。オーナー創業者の会社ではよくある話だ。...
今年の心配はしない。もう分ってきている。 それよりも来年であり、思いもつかないことで、ひとは躓く。 協会やACFEの監査関係者との話からだが、色々海外で妙な事案が起きつつあるらしい。海外子会社の不正案件だ。やっぱりか、という印象だ。...
最近の評論家の新政権に向けた悲観的な見方に、少々ウンザリしてきた。 まだ何も始まってもいない政権の弱点を論じて、何の意味があるというのだろうか?生産性に欠ける気もする。ここは大人しく、お手並み拝見と行こうではないか。 ところで、菅さんが首相候補として立候補したときの演説で「...
先日、家内とあべのハルカスにあるホテルに宿泊した。今までマスコミで話題になっていたが、機会があったので行ってみた。「あべのハルカス」が設立されて6年目になっていた。5、6年前はよく話題にはなっていたが、そういう時に長い行列に並ぶ気はなかっただけだ。今は静かでよいと思い、出か...
今日、安倍首相辞任についてアメリカの投資家と話しをした。 「日本は幸せですね」と米国投資家は言う。私が「えっ、どうしてですか?」と返すと、「病気で任期途中で辞められることは幸せですよ。」と言うのだ。 当たり前ではないかと思う。...
今日、首相辞任の報を受けて驚いた人は多いと思う。私もその一人だ。首相の辞任で景気が悪くなるという人もいるが、本当だろうか?少し振り返ってみたい。 2012年末に第二次安倍政権は発足した。たまたまグローバル景気が反転上昇に転じる...
しばらくブログを書いていなかったが、私がコロナになったというわけではない。リスクは抱えているだろうが、まだその兆しはない。むしろ事情は逆で、リモートによる取材などで結構忙しくしていた。このブログを読んでいただいた方々には申し訳ない。ただ、こういう経済状況の中で、個人的には有...
最近、変わった企業とのコンタクトがあった。極端かもしれないが、印象に残ったのでご紹介する。 一つは伝統的なモノづくり企業だ。丁寧なプロジェクト運営で顧客に寄り添う良さがある。しかし、一方で新しい技術が出てきて得意としていた技術が古びてきた。よくある話だ。圧倒的な価格差が出て...
高校野球が「夏」も中止、と高野連は決めた。福岡も地方大会が中止であるとのこと。逆に大阪は、知事のリーダーシップで地方大会は行うという。 前にも書いたが高校野球中止など、これらの意思決定プロセスに疑問を感じる人は多い。「やる」「やらない」の選択をする場合、リスク対比のリターン...
驚くことがあった。 ある情報サービス業大手で、金融、通信向けソフト開発に強い上場会社から、IR会議はコロナ対策のため30分しかできないという。内容はこうだ。「弊社IR対応におきましては、複数人で対応させていただいており、対応日数が限られていることから、IR対応は、1社あたり...
会社の風土とは何だろう。 それは、どうしてそれほど重要なのだろう。何がそれを形付けるのだろう?どうしてそれが事業を進めるうえでどのように重要なのか?色々、疑問に思われる方がいる。そんなことより数字が全て、というアナリストや投資家が多いことも事実だ。...
今日は、全く個人的なお話になる。 先週、母が内蔵不全で亡くなった。 老衰だった。 86年、短いようで長い人生だった。 静かな死だった。 家族葬を済ませた。母の願いでもあった。 昭和初期に生まれ、大家族の長女として兄弟の面倒を見ていたという典型的なその時代の生活をしていた。勝...